フルマウスリコンストラクション
フルマウスリコンストラクションについて
1本ずつではなく
口全体を再構築する治療
フルマウスリコンストラクションとは、歯の欠損や咬み合わせのズレ、見た目の問題など、口全体におよぶトラブルを包括的に治療する方法です。
1本単位の治療ではなく、全体のバランスを再設計し、機能性と審美性を両立した口腔環境の再構築を目指します。
群馬県太田市にある当院では、「インプラント」「補綴(被せ物)」「矯正治療」「咬合(こうごう)調整」など、各分野の専門家が連携する強固なチーム医療体制を整えており、精密な診査とシミュレーションに基づき、噛める・話せる・美しいを叶える長期安定型の治療をご提案いたします。
こんな方におすすめです
- 差し歯やブリッジが何度も壊れ、再治療を繰り返している
- 噛み合わせが悪く、肩こり・頭痛・顎の痛みなども感じている
- 歯がほとんど残っておらず、噛めない・話しにくいと感じている
- 総入れ歯をすすめられたが、別の選択肢も検討したい
- 複数の歯科医院で治療を受けてきたが、根本的な改善が見られない
- 前歯の見た目や、笑ったときの口元の印象を改善したい
- 治療費や回数がかかっても、しっかり噛める口を取り戻したい
- 長期的に安定したインプラント治療・補綴治療を希望している
よくあるお悩みの裏にある「原因」
歯がすぐにダメになる、噛みにくい、何度治療しても同じところが壊れる。
その背景には、咬み合わせのズレや歯列全体のバランス不良など、根本的な原因が潜んでいることがあります。
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CASE01 咬み合わせが悪いまま治療を繰り返している咬み合わせのバランスが崩れていると、せっかく治療しても他の歯に負担がかかり、再び壊れてしまうリスクが高まります。
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CASE02 欠損した歯を長期間放置している歯が抜けたまま放置すると、隣の歯が傾いたり、噛み合わせがズレて他の部位へ悪影響が広がることがあります。
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CASE03 部分的な治療だけで全体バランスが崩れている1本ずつの治療では全体のバランスが整わず、噛む力の偏りや審美性の乱れを招いてしまいます。
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CASE04 適合の悪い補綴物(被せ物)を使い続けている合わない被せ物は咬合のズレを助長し、歯周病や顎関節への悪影響につながることがあります。
これらは決して一朝一夕に起きたものではありません。
こうした問題は、長年にわたって少しずつ積み重なり、症状として現れるころには複数の歯や咀嚼機能、さらには見た目にも影響を及ぼしているケースが多く見受けられます。
だからこそ、その場限りの部分的な治療では根本的な解決にはつながりません。
噛み合わせ・歯列・補綴(被せ物)などを含めて、
口全体を一から見直す必要があります。
当院では、「口全体を再構築する治療=フルマウスリコンストラクション」を通じて、患者様一人ひとりの生活背景やこれまでの治療歴にも配慮しながら、無理のない・持続可能な咬合再構築をご提案いたします。
群馬県太田市を拠点に、各分野の専門家が連携する高度な医療チーム体制のもと、
インプラントをはじめとした先進的な技術で、長期的な機能回復と審美性の両立を目指しています。
治療概要と当院のアプローチ
フルマウスリコンストラクションでは、1本単位の治療ではなく、口腔全体の機能と審美性を回復させるための
包括的な診断と精密な治療計画が求められます。
咬み合わせや咀嚼機能だけでなく、顎関節・筋肉の動き、さらには見た目のバランスまで総合的に判断します。
当院が大切にしていること
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多角的な精密診断による治療設計
フェイスボウや咬合器を用いた咬合診断、CT・口腔内スキャン・模型・写真などを組み合わせた総合的な診査を実施。
咀嚼筋や顎関節の動きまで考慮し、的確な治療方針を導き出します。 -
咬合平面の再構築と機能回復
崩れた咬合平面の高さ・傾き・接触関係を整え、噛む・話す・笑うといった口腔機能全体を改善します。
必要に応じて抜歯や歯の再建も含めたトータル設計を行います。 -
残存歯の保護と持続可能な設計
健康な歯を極力守ることを前提に、残存歯への負担を分散する設計を行います。
インプラントや補綴を適切に組み合わせ、長期的に安定する噛み合わせへ導きます。 -
美しさと耐久性を両立する補綴治療
フルジルコニアなど高強度かつ審美性に優れた補綴素材を活用し、
咬合力にも耐えうる設計で、自然で美しい見た目と機能性の両立を実現します。
治療の流れ
フルマウスリコンストラクションは、噛み合わせや歯列の崩れ、被せ物の破損などが繰り返される背景に着目し、
咬合・補綴・インプラント・審美などをトータルで見直す包括的な治療です。
群馬県太田市にある当院では、フルマウスリコンストラクションにおける豊富な実績と、インプラント治療をはじめとする専門的な診療体制を活かし、患者様お一人おひとりに最適な治療プランをご提案しています。
初診・カウンセリング
お悩みや治療履歴を丁寧にお伺いし、全体治療の必要性やゴールの共有を行います。
ご希望やライフスタイルも踏まえた診療方針を構築します。
精密検査・診断
CT、口腔内スキャン、咬合器、フェイスボウ、咀嚼筋・顎関節の動きなどを含めた多角的な診査を行います。
全体的な咬合バランスを見極め、問題の根本を明らかにします。
治療計画の立案
咬合平面の再構築・補綴計画・抜歯や矯正の要否など、ステップごとの工程と期間を含めた治療方針をご提案します。
矯正・前処置・仮補綴
必要に応じて咬合の土台づくり(矯正・抜歯・仮歯設置など)を行います。
骨・歯肉・咀嚼筋のバランスを整えるための重要な準備段階です。
補綴・インプラント治療
欠損部に対してインプラントやブリッジ、フルジルコニアなどの補綴物を装着。
噛む・話す・見た目すべての回復を目指します。
最終調整・メンテナンス
最終補綴装着後に咬合の微調整を行い、自然な仕上がりへ。
以後は定期検診・クリーニング・咬合チェックを通して長期安定を支えます。
よくあるご質問
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A
フルマウスリコンストラクションとは、歯の欠損・咬み合わせのズレ・不揃いな補綴などを総合的に再構築する治療です。
噛めない、被せ物が繰り返し壊れるといった方に、機能性と審美性の両立を目指した治療法をご提案します。 -
A
はい。原因が咬み合わせのズレや力のかかり方にある場合、再構築によって改善が可能です。
単に新しい被せ物に変えるだけでなく、咬合診断を含めた根本的な設計が必要です。 -
A
状態により異なります。周囲の歯や骨の状態、清掃性、長期予後などを総合的に判断したうえでご提案いたします。
無理にブリッジで削るより、インプラントの方が適している場合もあります。 -
A
症例によって異なりますが、精密検査~仮補綴~最終補綴まで半年〜1年以上かかるケースが多いです。
通院頻度やご希望に応じて柔軟にスケジュールを調整いたします。 -
A
治療範囲が広いため、通常の1本単位の治療に比べて費用はかかります。
ただし、壊れるたびに再治療を繰り返すよりも長期的には安定しやすく、コスト面でもメリットがあります。 -
A
はい、現在治療中の方や、他院でうまくいかなかった方のご相談も可能です。
セカンドオピニオンとしてご利用いただき、納得のいく治療方法を一緒に考えましょう。 -
A
当院では、咬合診断と長期安定性を重視した設計を行います。
また、治療後も定期的なメンテナンスで経過を見守ることで、再発のリスクを最小限に抑えます。
フルマウスリコンストラクションに
おけるリスク・副作用について
- 咬み合わせや歯列を大きく調整する治療のため、複数ステップにわたり通院期間が長期に及ぶ可能性があります。
- 矯正治療を併用する場合、一時的な痛み・違和感・発音しづらさなどの副作用が生じることがあります。
- 抜歯やインプラント埋入など外科処置を行う際、術後に腫れ・出血・感染・神経障害などのリスクがあります。
- 補綴物(被せ物・ブリッジ・インプラントなど)の素材や装着状態により、破損・脱離・適合不良が生じる場合があります。
- 治療中または治療後に、咬合の変化に伴う違和感や顎の筋肉疲労を感じることがあります。
- 適切なセルフケアやメンテナンスを怠ると、歯周病・インプラント周囲炎などのリスクが高まります。
- 全身疾患や服薬状況、顎骨の状態によっては、使用できる治療法が限られることがあります。
- 治療後も、経年的な噛み合わせの変化や補綴物の摩耗により、再調整や修復が必要になる場合があります。