歯並びと噛み合わせを整える治療法|インプラントと矯正の考え方

「歯並びが気になる」「過去にインプラントを入れたが、最近噛みにくさを感じるようになった」など
こうしたお悩みを聞くことは少なくありません。
今回のコラムでは、歯並びと噛み合わせを整えるという視点から、インプラントと矯正治療の役割について整理していきます。
歯並びと噛み合わせは深く関係している
歯並びというと「見た目」をイメージされる方が多いかもしれません。
一方で、噛み合わせは「機能」の問題と思われがちです。
しかし実際には、歯並びと噛み合わせは切り離せるものではなく、互いに大きく影響し合っています。
歯並びが乱れていると、
・特定の歯に力が集中しやすい
・噛み合わせのバランスが崩れやすい
・食事の際に無意識の負担がかかる
といった状態が起こりやすいと考えられています。
逆に、噛み合わせが崩れることで、歯並びが徐々に乱れていくケースもあります。
歯を失ったことが、歯並びや噛み合わせに影響することもある
歯並びや噛み合わせの変化は、必ずしも生まれつきや成長過程だけが原因ではありません。
例えば、虫歯や歯周病、事故などで歯を失ったままにしていると、周囲の歯がそのスペースに倒れ込んだり、噛み合う歯が伸びてきたりすることがあります。
その結果、歯並び全体がズレて、噛み合わせの高さが変わるといった変化が起こる場合もあります。
インプラント治療の役割とは
インプラント治療は、失った歯の部分に人工の歯根を埋め込み、その上に歯を作る治療法です。
歯並びや噛み合わせの観点では、
”失われた噛む土台を補う役割”を担う治療と言えます。
インプラントによって歯が補われることで、
・噛み合わせのバランスを整えやすくなる
・周囲の歯への負担を分散できる
・歯並びの崩れが進行するのを防ぐ一助になる
といった点が期待されることがあります。
ただし、インプラントは歯を「動かす」治療ではないため、歯並びそのものを整える役割は基本的に持ちません。
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矯正治療の役割とは
矯正治療は、歯を少しずつ動かすことで歯並びや噛み合わせを整える治療です。
歯並びの見た目だけでなく、
・噛み合わせのバランス
・歯にかかる力の分散
・将来的なトラブルの予防
といった点を考慮して行われることが多い治療法です。
矯正治療は、歯が存在していること、歯を支える骨や歯ぐきの状態などを前提に進められるため、歯を失っている部分がある場合には、治療計画を慎重に考える必要があります。
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インプラントと矯正は「組み合わせる」こともある
インプラントと矯正は、組み合わせることで口腔内の問題が解決できる場合もあります。
実際には、抜歯したことにより歯並びに影響が出てしまい、インプラントを埋入後、矯正治療を実施するパターンもあります。
治療法を考える前に整理しておきたい視点
歯並びと噛み合わせを整える治療を考える際は、次のような点を整理しておくと、相談がスムーズになります。
・どこが一番気になっているのか(見た目・噛みにくさなど)
・歯を失っている部分があるか
・将来的にどんな状態を目指したいか
・治療期間や通院についての希望
これらを整理したうえで相談することで、インプラントや矯正を含めた選択肢を、より現実的に検討しやすくなります。
歯並びやインプラント実施後の噛み合わせの相談を考えている方へ
太田市・内ケ島のスマイルデンタルオフィスでは、歯並びやインプラント実施後の噛み合わせについてのお悩みに対して、現在のお口の状態を確認しながら、治療の考え方や選択肢を分かりやすくご説明することを大切にしています。
「インプラントと矯正、どちらを相談すればいいか分からない」
「今すぐ治療するべきか迷っている」
といった段階でも、まずは相談から始めていただくことができます。
まとめ|歯並びと噛み合わせは「全体」で考えることが大切
歯並びと噛み合わせは、どちらか一方だけを見て判断できるものではありません。
インプラントは失った歯を補う役割、矯正は歯の位置や噛み合わせを整える役割を持ち、それぞれが異なる目的で使われる治療法です。
大切なのは治療法を比べることよりも、ご自身のお口の状態を知り、納得できる考え方を見つけることです。歯並びや噛み合わせを意識し始めた今が、今後の治療について考える良いきっかけになるかもしれません。