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2025.12.11

抜歯後の歯「放置」しておいて大丈夫?

虫歯や歯周病で歯を失ったとき、「たった一本だし、物も嚙めるからこのままにしておいてもいいのでは」と考える方もいらっしゃるかと思います。

しかし、抜歯した箇所をそのままにしておくことは、目に見える不便さだけでなく、将来的に非常に深刻な危険性を招く行為です。

今回は、歯を失った箇所を放置することで、私たちの口腔環境と全身の健康にどのような悪影響が出るのか、その危険性と不便さについて詳しく解説します。

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放置によって生じる【危険性】(健康リスク)

抜歯窩(抜いた穴)が塞がり、痛みが治まった後も、歯がない状態を放置することは、以下の連鎖的な問題を引き起こします。

1. 歯並び(咬み合わせ)の崩壊

歯は互いに支え合い、力を分散させています。抜歯によってスペースが生まれると、そのバランスが崩れ、周囲の歯が動いてしまう可能性があります。

  • 傾斜・移動:抜歯部位の両隣の歯が、空いた空間に向かって傾いてしまう可能性があります
  • 挺出(ていしゅつ): 咬み合っていたはずの、上下反対側の歯が、支えを失い、伸びて(挺出して)きます。

この動きによって、歯並び全体が歪み、正しい咬み合わせができなくなり、頭痛や肩こりの原因になることもあります。

2. 虫歯・歯周病のリスク増加

歯が傾くと、歯と歯の間に隙間や段差ができ、汚れが溜まりやすくなります。

  • 日頃のお手入れが困難になる: 歯ブラシが届きにくい箇所が増えるため、磨き残しが増加する場合があります。
  • 虫歯や歯周病の進行: 磨き残しやお手入れが行き届かない場所が増えると残っている健康な歯まで虫歯や歯周病になりやすくなり、さらなる歯の喪失につながる危険性があります。

3. 顎の骨の吸収(骨痩せ)

歯の根っこは、咬む力を顎の骨に伝えて刺激を与える役割を持っています。歯を失うと、その刺激がなくなり、骨は不要な部分とみなして吸収されてしまいます(骨痩せ)。

  • 深刻な影響: 骨が痩せると、将来的にインプラント治療を検討する際、十分な骨量がなくなり、大がかりな骨造成手術が必要になるなど、治療の選択肢が極端に狭まってしまいます。
  • 顎の筋肉の縮小: 骨が無くなってしまうとその場所から顎の筋肉の刺激が減ってしまい、顎の筋肉の縮小になってしまう可能性があります。こうなると噛む力が弱くなってしまったりと食事を充分に楽しめる可能性が減ってしまいます。

放置によって生じる【不便さ】(日常生活の質)

「危険性」だけでなく、日常生活においても、歯がないことは「じわじわと来る不便さ」を連れてきます。

1. 噛む機能の低下と消化器への負担

歯が一部欠損することで、食べ物を細かくすり潰す能力(咀嚼効率)が著しく低下します。

  • 消化不良: よく噛めないまま飲み込むことで、胃腸に負担がかかり、消化不良を起こしやすくなります。
  • 偏食傾向: 硬いもの、繊維質の多いものを避けるようになり、知らず知らずのうちに食事が単調になり、栄養摂取に偏りが出る不便さがあります。
  • 噛む力の偏り: 歯が無い箇所では噛めないため嚙む力が偏ってしまい、かみ合わせのズレ等を引き起こしてしまう可能性もあります。

2. 発音への影響

特に前歯や奥歯の欠損は、特定の音を発するときの舌や空気の流れに影響を与えます。

  • 会話の不便: 息が漏れたり、発音が不明瞭になったりすることで、人との会話に自信が持てなくなり、コミュニケーションを避けるようになるなど、精神的な不便さを生じさせます。

3. 見た目(審美性)の問題

笑ったり話したりしたときに、歯がない部分が見えることは、大きなコンプレックスになります。

  • 自意識過剰: 常に口元を隠すようになり、笑顔に自信が持てなくなるといった、生活の質(QOL)を大きく低下させる不便さがあります。

抜歯後の欠損補綴:放置を避けるための選択肢

抜歯後の治療(欠損補綴)には、様々な選択肢があります。失った歯の本数や位置、患者様の希望に応じて、適切な治療法を選ぶことが重要です。

  • インプラント: 顎の骨に人工歯根を埋め込む。見た目・機能ともに天然歯に近い回復が期待できる。
  • ブリッジ: 両隣の歯を削り、橋渡しするように人工の歯を被せる。固定式で安定性が高い。
  • 入れ歯(義歯): 取り外し式で、比較的に安価で製作できる。

その中でも嚙む力や健康面への影響などを考えた際はインプラント治療が圧倒的に良い影響を与える可能性が高いです。

まとめ:抜歯後の処置は未来への投資

抜歯した箇所をそのまま放置しておくことは、「一時的な手間を省く」代わりに、「将来的な健康と生活の質」を大きく損なう行為です。

痛みがないからといって放置せず、歯を失った場合は、速やかに歯科医師と相談し、ご自身に最適な欠損補綴治療に進むことが、残りの歯を守り、健康な生活を長く維持するための最も賢明な選択です。

群馬県太田市のスマイルデンタルオフィス内ケ島院では、患者様の年齢や生活スタイル、ご希望をしっかりお伺いしたうえで、最適な処置プランを丁寧にお伝えしています。

「できるだけ歯を削りたくない」「自然な見た目にしたい」「予算も考えながら決めたい」
など、どんな些細なことでも遠慮なくご相談ください。

お口の状態は一人ひとり違います。実際に検査をしながら、一緒に“あなたに合った治療”を考えていくことで、治療後の満足度は大きく変わっていきます。
抜歯して悩まれている方は、ご連絡お待ちしております。

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