口が大きく開けにくいのは歯並びのせい?全顎矯正の症例を解説

「矯正治療は歯並びを整えるためのもの」というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、歯並びや噛み合わせの乱れは、見た目だけでなく「口が大きく開けにくい」といったお悩みにつながることもあります。
今回は、口の開けづらさを主訴にご来院された患者様の全顎ワイヤー矯正の症例をもとに、歯並び・噛み合わせと矯正治療の考え方について解説します。
「口が大きく開けにくい」と歯並び・噛み合わせの関係
歯並びや噛み合わせが乱れていると、見た目の印象だけでなく、咀嚼や発音、口を開け閉めする際の動きにも影響が及ぶことがあります。歯列全体のバランスが崩れていると、顎の動きが制限されやすくなり、口を大きく開けにくいと感じる一因になることもあります。
当院の症例紹介:全顎ワイヤー矯正で口の開けづらさの改善を目指したケース

当院では、「全体的に歯並びが気になる」「口を大きく開けにくい」とご相談くださった30代女性の患者様に対応しました。精密な検査とカウンセリングの結果、咬み合わせの不調和や歯列の不規則性が主な原因であると判断し、全顎ワイヤー矯正をご提案しました。
矯正治療は時間を要しますが、歯列全体をバランス良く整えることで、見た目の改善だけでなく、咀嚼機能や発音、口の開けやすさといった日常生活の快適さにもつながります。
治療内容
全顎ワイヤー矯正を行いました。
治療期間
2023年11月より治療を開始し、現在も治療を継続中です。
治療費
1,133,000円(税込)です。
リスク・副作用
・知覚過敏、疼痛、咬合痛
・体質により金属アレルギーの発症
・歯肉退縮、歯根吸収、ブラックトライアングル(歯と歯の間の隙間)
・歯磨きがうまく出来ない場合、むし歯や歯肉炎が進行する可能性
・保定が不十分の場合、後戻りの可能性や発音への影響
なお、治療結果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。治療内容や費用、期間は、お口の状態によって一人ひとり異なります。
矯正治療は「診断・分析」がすべて
矯正治療には「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」の2種類があります。それぞれにメリットがありますが、近年、マウスピース矯正は目立ちにくく、透明で、取り外しができることから人気の治療法となっています。
しかし、すべての症例に対応できるわけではありません。本来、ワイヤー矯正が適している症例を無理にマウスピース矯正で行うことで、治療が思うように進まず期間が延びてしまうケースや、必要のない抜歯を伴ってしまうこともあります。
当院では、アメリカ・ヨーロッパ等の世界各国で35年以上前から行われている歴史ある本格矯正プログラム「CFOO」と連携し、的確な診断と分析のもとで、患者様一人ひとりに最適な治療方法をご提案しています。
矯正治療を担当するDr.細谷奈穂美は、マウスピース矯正「smile TRU」認定医であり、矯正担当医が一人一人の患者様としっかりと向き合い、将来のことを真剣に考えた矯正治療を行っています。
歯並び・噛み合わせと将来のお口の健康
「8020運動」(80歳になっても20本以上の歯を保とう、という運動)を達成した人の噛み合わせを調べた調査では、正しい噛み合わせ(正常咬合)をしている人のうち8020を達成した人の割合は84%であったのに対し、受け口(反対咬合)や開咬の症状がある人で8020を達成した人は0人、著しいデコボコ(叢生)や出っ歯(上顎前突)、噛み合わせが深い(過蓋咬合)症状がある人では30%以下という結果が示されています。
歯並びや噛み合わせの状態は、将来、歯を残せるかどうかにも関わる要素のひとつと考えられます。
矯正治療のリスクについて
矯正治療には、機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になるという特徴があります。また、歯根吸収(歯の根の先が短くなること)や歯肉退縮(歯肉が下がること)を引き起こすことがあるほか、歯を移動させる力により痛みや違和感を覚えたり、装置の刺激で歯肉の炎症や口内炎を発症することもあります。
装置の装着により歯磨きしにくい部位が出ることもあるため、毎日の清掃が不十分だった場合、虫歯や歯肉炎、歯周炎、歯の変色を引き起こす可能性があります。
治療期間は症例により異なりますが、成人矯正では一般的に2~4年を要するとされています。治療終了後は、保定装置(リテーナー)の使用期間が不足したり歯ぎしりなどの癖があると、後戻りや新たな不正咬合を引き起こすことがあります。
太田市・群馬で歯並び・噛み合わせのお悩みをお考えの方へ
群馬県太田市の歯医者、スマイルデンタルオフィス内ヶ島院では、マウスピース矯正とワイヤー矯正の両方に対応し、CFOOと連携した精密な診断のもとで一人ひとりに合った矯正治療をご提案しています。「歯並びが気になる」「口が開けにくい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。
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